こんにちは!木工機械販売.com、ジーエムの吉見です。

今日は工場の様子を少しご紹介します。写真は従業員さんが中古の旋盤を整備しているところ。年季の入った機械でも、要所をきちんと押さえて整備すれば、まだまだ現役で活躍できます。国家資格を持つ整備士の立場から、当社で実際に行っている整備メニューを分かりやすくまとめました。

■ 整備の主な流れ

分解・清掃(脱脂・錆取り) 旧グリスや切削油を洗浄し、摺動面とねじ部の錆を除去。清掃後に防錆剤で一次防錆します。

駆動系点検(ベルト・プーリ・軸受) 主軸・送り用ベルトのひびや伸びを確認し、必要に応じて交換。プーリ溝の磨耗もチェックし、芯振れを測定して調整します。

電装/安全装置の点検 モーター絶縁、マグネットスイッチ、非常停止、カバー類の動作確認。配線の被覆劣化は交換します。

試運転・精度確認 無負荷運転で異音/発熱を監視後、丸棒を実切削。テストピースでテーパ誤差、面粗さ、段差を確認します。

写真のように大きな機械は二人がかりで一台ずつ、地道に整備を進めています。中古機械に不安をお持ちの方こそ、整備内容を見ていただければ安心につながるはずです。お気軽にお問い合わせください。