職人の仕上げを支える名品!大日精工(株)のそば取鉋盤DHP-100・DHL-150・DHL-100をご紹介
こんにちは!中古機械屋、ジーエムの吉見です。
先日の「日本木工機械展」で、大日精工株式会社さんのブースに展示されていた「そば取鉋盤」を見てきました。「そば取鉋(そばとりがんな)」ってご存じでしょうか?実はこれ、仕上げの段階でナイフマーク(刃物の跡)を美しく整えるための鉋なんです。
木工や樹脂加工で、プレーナーや手押し鉋盤の後にどうしても残る細かなナイフマーク。これを取り除くことで、表面が滑らかになり、バフ掛けや塗装の仕上がりがぐっと美しくなります。職人の仕上げ工程を陰で支える“縁の下の力持ち”的な機械なんです。
展示されていたのは、DHP-100とDHL-150の2機種。どちらもスパイラル刃を採用しており、切削面にムラが出にくく、非常に静か。切削幅が100mm/150mmとサイズ違いで、加工内容や材料の大きさに応じて選べる設計になっています。
**「DHP-100」」・はプラスチック・硬木用です。**樹脂やアクリルなど、硬質素材の仕上げにも向いており、木工だけでなく樹脂加工業の方にもおすすめできる機械です。
スパイラル刃の利点は、切削抵抗が少なく、音も静かで、しかも仕上がりがとてもきれい。狭い刃口構造なので小物加工でも安全に作業でき、作業者にもやさしい設計です。
実はこの「そば取鉋盤」、問い合わせも多く、非常に人気のある名品なのだそうです。展示会でも多くの方が立ち止まって興味深く見入っておられました。
大日精工さんは、産業機械や工業用機械刃物の製作で長年の実績があり、刃物精度やバランス調整など、見えない部分の品質が非常に高いメーカーさんです。今回の展示でも、その丁寧な作りと安定感を間近で感じることができました。
木工や樹脂加工の仕上げに「もう一段上の美しさ」を求める方には、まさにおすすめの機械です。