こんにちは!中古機械屋、ジーエムの吉見です。

今日は、木工機械の中でもあまり目立たないけれど、とても大切な部品「板バネ」についてご紹介します。

板バネは、刃物を押し上げて刃が正しく出るようにするための部品です。もしこの板バネが弱っていたり折れてしまうと、刃の出方が不安定になり、仕上がり精度に大きな影響を与えてしまいます。実際に「最近、切削の具合が安定しない」という相談を受けて調べてみると、原因が板バネだったというケースは少なくありません。

自動かんな盤などでは、1セットに12枚の板バネが必要です。機械の内部で常に力をかけ続け、正しい加工を支えている“縁の下の力持ち”のような存在ですね。

ただし、この板バネは市販品ではなく特注品になります。機械ごとに寸法や仕様が違うため、汎用品で代用するのは難しく、基本的には専用での製作が必要です。「大洋」「松岡」で、バネが当社で微妙に違います。お近くであれば交換の対応をしていますので、「板バネかも?」と思われた場合はお気軽にご相談ください。

普段は見えない部品ですが、こうした小さな部品がしっかり働いてくれるからこそ、木工機械は安定して加工ができるのです。機械の調子が気になる方は、板バネの点検もぜひ意識してみてください。



こんにちは!中古機械屋、ジーエムの吉見です。
今回は「プレーナー(自動かんな盤)のメンテナンス」についてご紹介します。
プレーナーは、木工所ではなくてはならない機械ですが、定期的なメンテナンスを怠ると精度が落ちたり、最悪の場合は故障につながることもあります。

まず、毎日の使用後にやっておきたいのは、切りくずや木粉の清掃です。エアーガンなどで細かい部分まできれいにしましょう。
また、刃物の状態チェックも大切です。欠けや摩耗があれば、早めの交換・研磨をおすすめします。刃物の切れ具合は大事ですよね。

ベアリングや摺動部には、グリスアップやオイル差しが必要な箇所もあります。これを怠ると、音がうるさくなったり回転が重くなったりしますので、取扱説明書に従い、定期的に注油してください。

送りローラーの清掃・調整も忘れずに。ここが汚れていると、材料がしっかり送れず仕上がりにムラが出てしまいます。

日頃から「ちょっと調子悪いな」と思ったら、早めにご相談いただくことで、大きなトラブルを未然に防げます。
相棒の機械を大事に使いたいですよね。