こんにちは!機械屋ジーエムの吉見です。

今回ご紹介するのは、タキサワ機工株式会社の最新複合CNC旋盤「TS-4000ⅡYS」です。
高剛性・高精度を追求し、使いやすさにもこだわったフルモデルチェンジ機。
従来のTSシリーズをベースに、送り系、熱変位対策、ベッド構造などをすべて見直した新しい設計です。
3D解析を駆使した構造解析によって、安定した加工精度を長時間維持できるようになりました。

ギヤ加工の新たなソリューション

TS-4000ⅡYSは、ギヤ加工にも対応。
専用ソフトウェアを新たに開発し、ワーク形状やカッター条件を入力するだけで、自動的にプログラムを生成できます。
また、機械構造の剛性を見直すことで、重切削時の振動を抑え、高精度で安定したギヤ加工を実現しています。

自動化・省人化への対応

1台で旋削からミーリングまで完結する複合加工機。
ロボット搬送やパレットシステムと組み合わせることで、無人運転や省人化ラインにも対応可能です。
多品種少量生産から量産ラインまで、幅広い現場にフィットします。

使いやすさの追求

15インチの大画面操作盤を採用し、見やすく直感的な操作が可能に。
スイッチ配置や画面レイアウトを最適化することで、オペレーターの負担を軽減しています。
現場での操作性を重視した設計が光ります。

豊富なラインアップ

TS-4000ⅡYSは、ニーズに応じて構成を選べるモジュール設計。
サブスピンドル仕様(YS)など、用途に合わせた最適な構成を選択できます。
「ちょうどいい」を見つけられる、多様なバリエーションが魅力です。

主な仕様

チャックサイズ:10インチ

最大加工径:φ350mm

主軸回転数:4,000min⁻¹

主軸モーター出力:22/18.5kW

ミーリング回転数:8,000min⁻¹

まとめ

「TS-4000ⅡYS」は、フルモデルチェンジによって進化したタキサワの新たな主力機。
高剛性・高精度・操作性を兼ね備え、ギヤ加工や自動化にも対応できる万能機です。
現場での生産性向上を目指すお客様に、ぜひおすすめしたい1台です。


こんにちは。中古機械屋ジーエムの吉見です。
本日は、ジーネットさんの「斬新モノ」に掲載されていた、Brotherの最新マシニングセンタ「U500Xd2-100T」をご紹介します。

高効率を追求したSPEEDIOシリーズの新モデル

生産性の高いSPEEDIOシリーズから、ついに100本マガジンを搭載した新モデルが登場しました。
これまで多品種小ロット生産で課題となっていた工具交換の手間と時間を大幅に削減。
100本の工具を同時に収納できるため、段取り替えや工具交換の待ち時間を減らし、稼働率の向上を実現します。

100本マガジンと傾斜ロータリーテーブルの組み合わせ

最大φ500mmまで対応できる傾斜ロータリーテーブルを装備し、多面加工にも柔軟に対応。
多品種小ロット生産においても高い効率を発揮します。
設置スペースは約4.2㎡とコンパクトで、床面積あたりの生産効率は従来比で約40%向上。
省スペースでありながら、機能性を犠牲にしない設計が特徴です。

パレットチェンジャーPC-1(オプション)による自動化

オプションのパレットチェンジャーPC-1と組み合わせることで、多数のパレットを自動で交換可能。
段取り替えを短縮し、夜間運転や省人化ラインにも対応できます。
多品種小ロットの自動生産体制を目指す現場には特に有効なシステムです。

開発者の声

「工具を多く使うワークへの対応はもちろん、
工具交換にかかる手間や時間を極限まで減らすことで、
現場の“無駄を削る”ことを徹底的に追求しました。」

主要仕様(抜粋)
項目 内容
工具収納本数 100本
設置面積 約4.2㎡
機械サイズ W2050 × H2081mm
傾斜ロータリーテーブル φ500mm対応
パレットチェンジャー(オプション) PC-1型/最大パレット径φ200mm/最大12枚収納
まとめ

「無駄なく、削れ。」というキャッチコピーの通り、
このU500Xd2-100Tは高効率・省スペース・省人化を兼ね備えた革新的なマシニングセンタです。
多品種小ロット対応の現場や、段取り改善を目指す工場に最適な一台です。