【中古機械の出荷】お客様のもとへ、願いを込めて
こんにちは!機械屋ジーエムの吉見です。
本日、当社より ジーエムの中古機械 を1台、無事に出荷いたしました。
点検を重ね、丁寧に整備したこの機械が、新しい場所で再び活躍できることを願っています。
「どうか無事にお客様のもとに届きますように。」「お客様にご満足いただけますように。」「この機械がお客様のお仕事に大いに役立ちますように。」
そんな思いを込めて、スタッフ一同で送り出しました。
中古とはいえ、手をかければまだまだ力強く働いてくれる機械たち。必要としてくださる方のもとで、第二の人生が始まります。
私たちジーエムは、単に中古機械を販売しているわけではありません。「現場を支える力」 をお届けしているという自負を持っています。
これからも一台一台に心を込めて、誠実な対応を続けてまいります。
プーリーの鉄車にゴムを巻く加工について
鉄車にゴムを巻く加工について ~注意点とメリット~
こんにちは!機械屋ジーエムの吉見です。
今回は、鉄製の車輪(鉄車)にゴムを巻いてゴム車への加工についてご紹介します。
鉄車にゴムを巻くメリット
鉄車にゴムを巻くことで、以下のようなメリットがあります。
振動の軽減:ゴムのクッション性により振動が抑えられます。
騒音の低減:ゴムが衝撃を吸収し、稼働時の騒音を減らします。
材料の保護:帯鋸などの工具にかかる負担を軽減し、摩耗を抑えられます。
ゴムを巻く際の注意点
ただし、鉄車にゴムを巻くことで、いくつかの調整が必要になります。
以下のポイントに注意してください。
① 外径が大きくなる
ゴムを巻くことで、鉄車の外径が大きくなります。
通常、ゴムの厚みは 5~10ミリ程度 になるため、帯鋸の位置もその分変わります。
そのため、機械に取り付ける際には、
定盤の位置調整
セリの位置調整
が必要になります。
② 鉄車の表面スクレーパーの撤去
一部の機械には、鉄車の表面に付着した屑を取り除く スクレーパー(鉄板)が付いていることがあります。
しかし、ゴムを巻いた場合、このスクレーパーがゴムを傷つけてしまう可能性があります。
そのため、 ゴム巻き後はスクレーパーを撤去することを推奨 します。
まとめ
鉄車にゴムを巻くことで、振動や騒音を抑え、機械の性能を向上させることが可能です。
しかし、
帯鋸の位置調整
機械の定盤やセリの調整
スクレーパーの撤去
といった作業が必要になるため、事前に対策を講じることが大切です。
今回の内容が、鉄車のカスタマイズを検討されている方の参考になれば幸いです!
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プーリーゴムの張替えはこちらをご参考ください。
プーリーの鉄車とゴム車の違い
こんにちは!機械屋ジーエムの吉見です。
今回はよくあるお問合せにバンドソーについている、プーリーのには「ゴム車」「鉄車」があるのですがその違いをシェアします。
木工用バンドソーのプーリー(車輪)にはゴム車(ゴム巻きプーリー)と鉄車(鉄製プーリー)の2種類があります。
それぞれの違いを以下にまとめました。
どちらを選ぶべきか?
木工用途ならゴム車プーリー
→滑りにくい、帯鋸の負担が少ないため、木工用途には最適です。
金属加工や重切削なら鉄車プーリー
→強度があり、耐久性も高いため、強い負荷がかかる加工向きです。
木工のバンドソーには巻きゴムプーリーが主流で、精密な切断や刃の寿命を延ばすのに適しています。 一方、鉄車プーリーは重切削向けであり、金属加工や耐久性を求める場面で活躍します。
どちらを選ぶかは、用途や作業環境に応じて決めるのがベストです!
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丸太を切るなら?どんなバンドソー?
こんにちは!機械屋ジーエムの吉見です。
今回はよくあるお問合せについてシェアします。丸太を切る場合はゴム車のプーリーより、鉄車プーリーのバンドソーが適しているか?
結論から言うと、丸太の切断には鉄車プーリーのバンドソーが適している場合が多いです。その理由を以下に説明します。
鉄車プーリーが適している理由
強度と耐久性
丸太の切断では、バンドソーに強い負荷がかかります。鉄車プーリーは剛性が高いため、長時間の使用や大きな負荷にも耐えることができます。
高トルクの伝達
丸太のような厚みのある材料を切る場合、帯鋸には大きな負荷がかかります。鉄車は重量があるため、回転慣性が大きく、安定した回転が維持されやすくなります。
長時間の使用に向いている
ゴム車プーリーは摩耗が早く、長時間の切断作業を行うと劣化が早まる可能性があります。鉄車なら耐摩耗性が高く、長期間安定して使えます。
ゴムの摩耗によるズレがない
ゴム車は摩耗することで外径が変化し、バンドソーの調整が必要になることがあります。一方、鉄車なら外径が変わらず、調整の手間が少なくて済みます。
ゴム車プーリーのバンドソーでも丸太は切れる?
一方で、ゴム車プーリーでも丸太の切断は可能です。ただし、以下のような注意点があります。
滑りが発生しやすい
ゴム車プーリーは摩擦が強いため、軽い材料の加工には向いていますが、丸太のような重量物を切る際は負荷がかかりすぎて滑ることがあります。
摩耗が早い
長時間使用すると、ゴムがすり減ってしまい、交換が必要になることがあります。
ゴム車のプーリーは精密な加工には向いているが、大型の木材には不向き
ゴム車プーリーは木工の精密なカットには向いていますが、丸太のような重量物を扱うには耐久性が劣ります。
結論
✅ 丸太を切るなら鉄車プーリーのバンドソーがベスト!鉄車プーリーは耐久性があり、長時間の使用に適しているため、大型の木材や丸太の切断には向いています。ゴム車プーリーは木工加工や精密なカットには最適ですが、丸太のような負荷がかかる作業には不向きです。
もし丸太を頻繁に切るなら、鉄車プーリーのバンドソーを選ぶことをおすすめします!
当社には現在鉄車の丸太を切るようなバンドソーが在庫でありません。また、入荷しましたらお知らせしますね。