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工具観察台「HORUS(ホルス)」で実現する“見える化”工具管理
こんにちは!機械屋ジーエムの吉見です。
今日は、株式会社ディーテックさんの「HORUS(ホルス)工具観察台」をご紹介します。工具の刃先や摩耗の状態を“見える化”できる、とても頼もしい装置です。
●なぜ刃先を観察するの?
工具は見た目だけでは寿命を判断しにくいものです。「もうダメだ」と思っても、実はまだ使えたり、逆に「まだ使える」と思っても再研磨が必要な場合もあります。これまでは、ベテランの経験や勘に頼っていましたが、HORUSを使えば数値と画像で客観的に判断できます。
例えば「摩耗は0.2mmまで」と基準を決めれば、誰でも同じ基準で判断できるようになります。
●HORUSの便利な機能
TOD-01:工具を回転させながら、0°・25°・90°と角度を変えて観察可能。
TOD-02:全長350mmの長いドリルや大径カッターも観察に対応。
高倍率カメラで、ドリル・エンドミル・ボールエンドミル・ダイヤモンドバーなど多種多様な工具を鮮明にチェック可能。
●導入のメリット
工具をムダに廃棄せず、コスト削減につながる
適切な再研磨タイミングが分かり、工具を長く活用できる
若手社員の教育に最適で、摩耗の違いを“見て学べる”
工具トラブルを未然に防ぎ、安定した品質を保てる
●まとめ
HORUSは、工具の摩耗状態を「誰でも分かる形」にしてくれる現場の強い味方です。経験や勘に頼らず、明確な基準で工具を管理できるようになります。効率化やコスト削減、教育面でも効果的な一台です。
「工具を長持ちさせたい」「管理をもっと分かりやすくしたい」という方に、ぜひおすすめします。