~現場でよくある質問にQ&A形式でお答えします~

こんにちは。製造現場でよく使われている「GMP-1(不飽和ポリエステル樹脂パテ)」について、お客様からこんなご相談をいただきました。

「これ、残った分ってどうやって捨てればいいの?」

確かに、パテや接着剤などの化学製品は、処分方法がよくわからないという声が多いです。この記事では、GMP-1のSDS(安全データシート)に基づいた正しい処分方法を、Q&A形式でわかりやすく解説します!

❓よくあるご質問(Q&A)

Q1:GMPパテって、燃えるゴミに捨てていいの?

A1:いいえ、絶対に燃えるゴミには捨てないでください。GMP-1は可燃性かつ健康有害性を持つ物質で、一般ごみでは処理できません。産業廃棄物として、許可を持った処理業者に処分を依頼する必要があります。

Q2:固まっていれば普通ゴミで出せる?

A2:いいえ、硬化後でも「廃プラスチック類」として処理してください。量が少ない場合でも、自治体によって扱いが異なるため、原則として処理業者に依頼するのが安全です。

Q3:パテの入っていた容器はどうするの?

A3:中身を完全に除去した上で処理してください。中身が残っている容器は危険物とみなされ、内容物と同じ扱いになります。しっかりとパテを使い切り、空にしてから処分するのがポイントです。

Q4:処分する時に必要な書類はありますか?

A4:はい、SDS(安全データシート)を廃棄業者に渡してください。GMP-1は危険性がある製品ですので、SDSに基づいた安全な処理方法をとるためにも、事前に提示しておくのがおすすめです。

Q5:少量だけ余った場合はどうしたら?

A5:できるだけ硬化させたうえで、まとめて保管し、一定量たまったら業者に依頼しましょう。「少量だからいいや」と家庭ゴミに混ぜるのはNGです。

✅まとめ

GMP-1パテは便利で強力な素材ですが、その性質上処分の際には細心の注意が必要です。特に未使用品や硬化前のパテは、可燃性かつ有害性を持つため一般廃棄できません。

正しい処分方法を知っておくことで、事故やトラブルを防ぎ、周囲の人や環境にも安心して使える環境を整えることができます。


こんにちは!機械屋ジーエムの吉見です。

今回はお客様からのご相談があった件【帯鋸がすぐ切れてしまうときのチェックポイント】についてです。

バンドソーの刃が切れ、溶接などが必要になってししまう場合(もしくは刃が廃棄となってしまうの)は、いくつかの原因が考えられます。以下のポイントを一度ご確認ください。

機械について
1. ベアリングや軸にガタつきがないか?→ ベアリングや軸が少しでもズレていると、帯鋸に無理な力がかかりやすくなります。

2. プーリーのゴムがすり減っていないか?欠けていないか?→ ゴムの状態が悪いと、帯鋸の走行が不安定になり、摩耗が早まります。

3. プーリーの位置関係(シン)がずれていないか?→ 上下のプーリーが正しく揃っていないと、帯鋸が斜めに走ってしまい、負荷がかかります。

4. プーリーのサイズと帯鋸の厚みのバランスは合っているか?→ 組み合わせが合っていないと、帯鋸に余計な負担がかかることがあります。

5. 鋸車の回転数は適正か?材料に合っていますか?→ 回転が速すぎても遅すぎても、帯鋸にとって良くない場合があります。加工する材料に合ったスピードを意識しましょう。

6. 機械にある“セリ”の上下動作は正常ですか?→ セリの動きに問題があると、切削中のブレや力の偏りが起きることがあります。

7. 帯鋸の張り具合(テンション)は適切ですか?→ 張りすぎも緩すぎもよくありません。

補足アドバイス:帯鋸の張りはとても大切です。新品の帯鋸は特に、最初の張り方によって寿命が変わってきます。

張りすぎると… 金属に無理がかかり、早く切れてしまうことがあります。

緩すぎると… 帯鋸がブレてしまい、切断にムラが出たり、一部に負荷が集中してしまいます。

それと、刃物が本当に適正なのか?一度見直してみましょう。
新品も変えたばかりの刃が切れて再起不能、破棄になってしまったら泣けてきます。
ぜひ参考にしてください。


【中古パネルソー 入荷予定のお知らせ】

こんにちは!機械屋ジーエムの吉見です。

8尺の中古パネルソー(No-4006)が近日入荷予定です!メーカーは信頼の「協和」。最近まで現場で稼働していた実績ありです。

サイズは扱いやすい8尺タイプで、木工現場や建材加工にぴったり。中古機械をお探しの方には見逃せない一台となりそうです!
お問合せはこちらまで。


東海製作所製の機械をご使用中のお客様へ

こんにちは!機械屋ジーエムの吉見です。

今回は、お客様からご質問のあった内容についてご案内いたします。

すでに廃業されている東海製作所ですが、当社では一部の機械部品についてご用意できる場合がございます。

「部品が壊れてしまって困っている…」
「代わりの部品が見つからない…」

そんなお悩みがございましたら、まずはお気軽にご相談ください。

お問合せは、当社ホームページ右上の緑のボタンからどうぞ。
そちらからご連絡いただければ、私が直接内容を確認してご返信いたします。

ご返信のメールでは、下記の情報をお願いしております:

① 機械の機番(型番)や名前が記載されているプレート部分の写真

② 必要な部品の写真(できるだけいろいろな角度から)

いただいた写真をもとに、できるだけ正確に対応させていただきます。

お手数をおかけしますが、ご協力いただけますと幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。


ジーエムの研磨品紹介|切れ味が変わる、プロの研磨技術

ジーエムでは、1961年の創業以来、木工機械用刃物の研磨を通して、お客様のものづくりを支えてまいりました。以下は、当社で取り扱っている主な研磨品の一例です。

■ エンドミル

金属や樹脂などの切削加工に使用されるエンドミル。超硬・ハイスいずれも対応可能で、刃先の摩耗やチッピングに応じた最適な再研磨をご提案します。

■ ルーター刃(ルータービット)

木材の面取りや溝掘りなど、ルーター作業には欠かせない刃物。切れ味をよみがえらせる研磨で作業効率アップ!プロの木工職人の方からのリピートも多くいただいております。

■ チップソー

木工・アルミ・鉄鋼など、用途に応じたチップソーを多数取り扱い。チップの欠けや切れ味低下も、高精度な再研磨で復活させます。チップのロー付けや交換も承っております。

■ 鋸刃(のこば)

丸鋸、帯鋸などの各種鋸刃も取り扱っております。

■ ジョインター刃

自動カンナや手押しカンナで使うジョインター刃も、精度を重視した研磨を行っています。木材表面の美しさにこだわる方に選ばれている刃物です。

■ 細帯鋸刃(バンドソー刃)

木材の荒取りや曲線加工に用いられる細帯鋸刃も、刃の状態を丁寧にチェックし、再研磨後のスムーズな切断を実現します。

刃物の切れ味が、仕事の質を変える。

新品に買い替えるよりも、コストを抑えながら性能を取り戻す――そんな選択肢をお探しの方は、ぜひ当社までご相談ください。