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職人の技をロボットが再現!?日本木工機械展で見た未来の研磨システム
こんにちは!中古機械屋、ジーエムの吉見です。
先日の「日本木工機械展」で、とても興味深い機械を見かけました。それが**TOYOのワーク把持型研磨ロボットシステム(R-YFS)**です。
このロボットは、まるで職人さんの手のように、ワーク(製品)を自分でつかんで研磨を行います。しかも、ただ動くだけではなく、「人の感覚」をロボットに教え込むことができるというのです。研磨圧や角度、スピードなど、熟練の職人が長年の経験で身につけた“手の感覚”をデータとして再現。まさに“技を継ぐロボット”といった印象でした。
当社もCAD・CAMは得意で、日々NC動作や自動制御に触れていますが、ロボットを使った切削や研磨はまだ未知の世界です。実際に動いている様子を見ていると、まるで未来を覗いているような感覚でした。
木工の世界では、今まさに「後継者不足」「技の継承」が大きな課題になっています。そんな中で、こうしたロボットシステムが登場することで、職人の技をデジタルで残し、次世代へ伝えることができる。技術と人の感性が融合する時代が、もうすぐそこまで来ていると感じました。
動画も撮影しましたので、紹介しますね。「動画はこちら」
これからも展示会などで見かけた最新技術を、「現場目線」でお伝えしていきます。お楽しみに!