自社のゴミがペレットに?3Dプリンターのご紹介
ものづくりの未来が変わるかも?
ペレット式3Dプリンターとやさしいリサイクル
昨日、機械加工展でとても面白いメーカーさんを見つけました。その会社は「ペレット式3Dプリンター」というものを開発していて、なんと、自分たちの工場から出るゴミを材料にして使えるかもしれないんです!
これって、ただの新しい機械じゃなくて、「ものづくりのやり方そのものを変える」すごい技術かもしれません。
3Dプリンターの材料が自由に?
今までの3Dプリンターは、細い糸みたいなフィラメントや液体のレジンを使うのが普通でした。(当社にあるプリンターもこのタイプ)でも、この「ペレット式3Dプリンター」は、小さな粒(ペレット)をそのまま材料に使えるんです。
しかも、自分の工場から出るゴミやいらなくなった素材をリサイクルして使える ってすごくないですか?例えば:
樹脂の切削くず(私たちの工場でもたくさん出ます)
海のプラスチックゴミ(環境問題の解決にも!)
木くず(家具や木工の端材)
ブドウのしぼりかす(農業の廃棄物を新しい材料に)
など、色々なものが材料になりそうなんです。
ゴミが宝物になる?
この技術が広がれば、今まで「捨てるしかなかったもの」が「新しい材料」に生まれ変わる未来が見えてきます。
いま、ほとんどの工場では 不要になった材料を捨てるしかない んですが、この3Dプリンターを使えば、 ゴミ=新しいものを作る素材 になるんです。
環境にもやさしいし、コストも抑えられるし、まさに一石二鳥!
これからのものづくりって?
もしこの技術が広がったら、こんな未来がやってくるかも しれません。
✅ 会社ごとに違う「オリジナルの材料」
→ 例えば、家具の会社なら「木くず」、プラスチック製品の会社なら「切削くず」など、それぞれの工場の特徴を活かせます。
✅ 工場で気軽に試作品づくり
→ 「ちょっと試してみたい」と思ったら、すぐにプリントして試せる!
✅ 新しいデザインや発想が生まれる
→ いままで使えなかった素材も自由にプリントできるので、新しい製品が生まれる可能性も!
✅ 材料を海外から取り寄せなくてもOKに?
→ 自分たちの工場で出る材料を活用できれば、無駄なコストも減る!
まとめ:これからのものづくりにワクワク!
今回見つけた「ペレット式3Dプリンター」は、ただの新しい機械じゃなくて、 ものづくりの未来を変える大きな一歩 かもしれません。
特に、ゴミを減らしながら新しいものを作る という考え方は、環境にもやさしいし、コスト削減にもつながります。
私たちの工場でも、「樹脂の切削くずを再利用できるかな?」と、すごく興味が湧いてきました。
これからこの技術がどう発展していくのか、ワクワクしながら注目していきたいですね!
「うちの工場の廃材でも使えそう?」と思ったら、ぜひチェックしてみてください!
これが、実際にこの3Dプリンターで作ったイスです。実際座ってみましたが、強度はOK。しっかりした作りでした。この赤色はワインのためのブドウの搾りかすから作ったペレットなので、きれいなワイン色が出ていて素敵でした。