こんにちは!機械屋ジーエムの吉見です。
今回は当社の中古機械でも人気のボール盤を取り上げます。

ボール盤とは
ボール盤は、回転する主軸の先端に取り付けたドリルを上下に送って穴あけを行う工作機械です。一般的に、床に据え付けた直立した柱の上部に主軸があり、主軸が上下に動くタイプを直立ボール盤(縦型)と呼びます
。主軸を素材に近づける送り動作は手動・自動どちらでも行え、金属や木材の穴あけ、リーマ加工やねじ切りなど幅広く使われています。

最近は用途特化型の機種も増えており、複数の主軸で同時に穴を開ける多軸ボール盤や、主軸が横から出ている横型タッピングボール盤などがあります。当社ではこの横型に二つの主軸を備えた「横2軸ボール盤」も取り扱っています。

縦1軸ボール盤(直立ボール盤)の特徴

構造がシンプル:主軸は1本のみで、上下方向に移動します。

汎用性が高い:金属や木材に1カ所ずつ穴をあける作業に幅広く使えます。リーマ加工やねじ切り加工などにも対応します。

サイズが豊富:卓上サイズから大型機まであり、設置スペースや加工能力に応じて選択できます。

横2軸ボール盤の特徴

主軸が横向き:一般的なボール盤が縦向きで上下に動くのに対し、横型タッピングボール盤は刃物が横方向に移動します。横2軸タイプでは主軸が二本あり、同時に2つの穴を加工できます。

側面加工に便利:長尺材や板材の側面に穴をあける作業で多用されます。棚板のダボ穴、木口のネジ穴など、縦型ボール盤では扱いにくい加工に最適です。

生産性が高い:軸間ピッチを設定すると二つの穴を同時に開けられるため、量産作業の段取り時間を短縮できます。複数の穴を正確に加工できるので治具と併用することで作業効率が高まります。

設置スペースが必要:横型は大型の機種が多く、横方向へスライドするため広いスペースが必要です。


当社の中古機ラインナップ
当社では、初めてボール盤を導入する方にぴったりな縦1軸ボール盤と、量産作業に便利な横2軸ボール盤の中古品を取り揃えています。中古機は導入コストを抑えつつ、プロ向けの性能を手に入れられる点が魅力です。https://mokkou-kikai.com/stock/d/d03/

機械の仕様や価格、設置方法についてはお気軽にお問い合わせください。用途や作業量に合った機種選びを、スタッフが丁寧にサポートいたします。

まとめ
縦1軸ボール盤は万能タイプで1穴ずつ確実に加工できるため、初心者でも扱いやすい機械です。一方、横2軸ボール盤は側面加工や大量生産に強く、2つの穴を一度に開けられるので作業時間を大幅に短縮できます。ご自身の作業内容や設置スペースを考え、最適なボール盤を選んでください。当社では実機を見ながらご相談いただけますので、ぜひお気軽に問合わせください。お問い合わせはこちら。


No-511 横軸2軸ボール盤

No-511 横軸2軸ボール盤