こんにちは!機械屋ジーエムの吉見です。

今回は、ジーネットの「新斬モノ」に掲載されていた
株式会社中京さんの『PCDインサート/PcBNインサート』 をご紹介します。

切削工具の性能って、本当に加工の品質や効率を大きく左右しますよね。
「チョコ停(細かい停止)」が多い、切り屑がうまく排出されない、工具寿命が短い…
そんな悩みをお持ちの方にピッタリなのが、この中京さんの新インサートシリーズです。

【PCDインサート(アルミ・非鉄金属用)】
こちらは3Dブレーカ/形成ブレーカ/精密ブレーカなど、多彩な形状をラインアップ。
切削の微妙な分断や排出をしっかりコントロールでき、
品質トラブルやダウンタイムを低減してくれます。

さらに新工法ブレーカにより、従来では難しかったアルミや非鉄金属の連続加工でも安定した切り屑排出が可能に。
切り屑の巻き付き防止にも効果抜群です。

【PcBNインサート(鋳鉄・焼結鋼・鍛鋼など用)】
一方のPcBNインサートは、高硬度材に対応するハードカッター。
高精度・長寿命・高生産性を実現し、特に焼入れ鋼の仕上げ加工などで効果を発揮します。

シャープエッジや面欠損に強い設計で、ブレーカ形状もワイパー仕様。
鋳鉄やロール材の仕上げ加工に向いており、工具交換の頻度を減らして生産効率を大きく向上させます。

【3Dブレーカ加工事例】
実際の切削テストでは、アルミ材(ADC12)を使用し、
中京オリジナルの3Dブレーカを用いたところ、
切り屑の分断が安定し、仕上がり面も向上!
特にチョコ停の発生が抑えられ、作業効率が大幅アップしたとのことです。

「発想力 × テクノロジー × 技術力」から生まれた中京さんのブレーカシリーズ。
切削の現場で感じる“ちょっとした困りごと”を、しっかり解決してくれる工具です。

木工やアルミ部品の加工を行っている方にも応用できる技術ですよ。
現場のトラブルを減らして、快適な切削作業を目指しましょう!


こんにちは!中古機械屋、ジーエムの吉見です。

今回は、ジーネットの「新斬モノ」に掲載されていた
株式会社岡本工作機械製作所さんの『グラインディングセンタ×ロボットシステム』 をご紹介します。

岡本工作機械製作所といえば、研削盤メーカーとして世界的に知られる老舗メーカー。
その岡本さんが、同グループ会社と協力して 研削盤+ロボットの自動化システム を開発されています。

掲載されていたシステムは、
グラインディングセンタ「UGM64GC」と、
搬送ロボットシステム「GRIND-SELF」を組み合わせたもの。

研削加工にロボットを組み合わせることで、ワークの搬送や段取り替えを自動化し、
無人運転や24時間稼働 も実現可能にしています。

【注目ポイント】

グループ会社による共同開発:岡本工作機械×技研株式会社の協業体制

研削盤全般に対応可能:円筒研削・内面研削など、多様な機種に柔軟対応

ロボットの種類が豊富:小型タイプからローダーまで幅広く選べる

ハンド・爪をワークに合わせて設計:ユーザーごとに最適なハンドリングを実現

特に「GRIND-SELF」は、省スペース設計で既存設備にも組み込みやすく、
自動搬送・自動着脱などの工程を効率化します。

また、岡本グループ全体で設計から製作・調整まで一貫対応しているため、
ユーザーの現場環境に合わせた柔軟な提案ができるのも強みです。

最近では、木工機械の世界でもロボットによる自動搬送や研磨工程の自動化が進んでいます。
こうした産業機械の技術が、木工分野にもどんどん応用されていくのが楽しみですね。


こんにちは!木工機械販売.com、ジーエムの吉見です。

今回は、ジーネットの「新斬モノ」に掲載されていた 株式会社ブレインさん の「NX X/Solid Edge X」をご紹介します。

このシステム、なんと クラウド型(SaaS) の3次元CAD/CAMライセンスです。
つまり、ソフトをインストールしなくても、インターネット環境さえあればどこでも作業ができるというもの。

従来のように、高価なCADソフトを社内サーバーにインストールして管理する必要がなく、パソコンやタブレットからすぐにアクセス可能。
「出張先でちょっと図面を直したい」「リモートで打合せ中に形状確認したい」なんてときにもとても便利です。

【NX X/Solid Edge Xの特長】

どこでも作業OK! ネット環境があればリモートで利用可能

データ管理の手間なし! クラウド上で一元管理

コスト削減! 導入・管理費用が大幅に軽減

拡張性抜群! 必要なライセンスを使う分だけ追加できる

さらに、「NXトークンライセンス」という仕組みを採用しており、
必要な時だけ必要なモジュールを使用できる柔軟なライセンス制。
例えば、CAM機能や3Dプリント機能、CAE解析など、使う場面に応じて選択できます。

【対応ソフトウェア】

NX X:ハイエンドなCAD/CAM/CAEシステム(高精度な設計・シミュレーション対応)

Solid Edge X:ミドルレンジ向けCAD/CAMシステム(操作がやさしく導入しやすい)

これらはどちらもシーメンス社が提供する強力な3D設計ツールで、クラウド化によって一気に利便性が向上しています。

株式会社ブレインの伊藤義典社長によると、
「導入のハードルを下げ、より柔軟に設計環境を利用できるようにしたい」とのこと。
中小企業でも最新のCAD/CAMを導入しやすくなる時代が来ていますね。

木工機械や部品の設計でも、図面管理やモデリングがクラウドで完結するのは大きなメリット。
設計部門のリモート化や省コスト化を検討している方には、非常におすすめのツールです。


こんにちは!機械屋ジーエムの吉見です。

今回は、ジーネットの「新斬モノ」に掲載されていた 株式会社セキュリティデザインさんの『エアウォッシャーカメラ』 をご紹介します。

加工中の機械の中、クーラントが飛び散って何が起きているか見えない…。
「工具が折れたのか?」「ワークの位置ズレ?」「不良が出た原因がわからない!」
そんな経験、ありませんか?

この「エアウォッシャーカメラ」は、まさにそんな悩みを解決してくれるスグレモノです。

カメラのレンズ前面にエア噴射機構を内蔵しており、切削中でもクーラントや切粉を吹き飛ばしてクリアな映像を撮影できます。
撮影した映像はモニターやSSDレコーダーに保存可能で、後から加工の様子を確認することもできます。

【製品の特長】
特長① どこでも使えるエアポンプ内蔵型
カメラ本体にエアポンプを内蔵しているので、コンプレッサーが近くになくてもOK。設置場所を選びません。

特長② マグネットで簡単取付!工事不要
強力マグネットで機械の好きな場所に取り付けでき、面倒な配線工事も不要。導入がとても簡単です。

特長③ 録画機能付きで加工の“見える化”
撮影した映像をSSDレコーダーに保存できるので、加工トラブルの原因分析や改善にも活用可能。まさに「加工現場のDXツール」と言えます。

【基本構成】

エアウォッシャーカメラ本体

制御スイッチ

SSDレコーダー

配線・アダプタ類

オプションで、モニターや交換レンズカバーも選択可能です。

機械加工の現場ではもちろん、木工機械の加工確認やトラブル解析にも応用できます。
最近は、リモートで加工監視を行いたいという声も増えており、こうした“見える化カメラ”のニーズは今後ますます高まりそうです。

作業者の勘や経験に頼っていた部分を、映像とデータで見える化。
これからのものづくり現場には欠かせないアイテムです。


こんにちは!木工機械販売.com、ジーエムの吉見です。

今回は、ジーネットの「新斬モノ」に掲載されていた 株式会社エアモアさんの『エア漏れ診断サービス』 をご紹介します。

工場では、コンプレッサーを使う設備が多くありますが、意外と見落としがちなのが「エアの漏れ」です。
実はこの“エア漏れ”が、電気代の20~30%もの無駄を生んでいるケースがあるんです。

エアモアさんのサービスでは、設備を止めずに 専用の診断機器 で漏れ箇所を特定。
調査から報告書の作成、修繕の提案までワンストップで対応してくれます。

【サービス内容】

現場調査票をもとに見積提出

エア漏れ診断

報告書作成

漏れ箇所の修繕提案

電気代・CO₂排出の削減効果試算

特長としては、

無駄な電力消費を削減し、省エネとコスト削減を同時に実現

数万円~数百万円単位の節約効果

漏れの大きさを可視化して、優先的な修繕箇所を明確化

工場稼働中でも診断が可能

コンプレッサーメーカーとの協業で幅広い提案が可能

という、非常に実践的な省エネ支援になっています。

実際の診断事例では、
・食品工場(9,600㎡)で年間CO₂排出量 42.4トン削減、コスト約145万円削減。
・金属加工工場(45,000㎡)でも年間CO₂ 37.9トン削減、コスト約162万円削減。

どちらも導入効果が明確で、電気代削減と環境負荷低減の両立を実現しています。

木工機械の工場でも、コンプレッサーの稼働は欠かせません。
もし「最近、エアの立ち上がりが遅い」「電気代が上がった気がする」と感じたら、エア漏れ診断を一度検討してみる価値ありです。

見えないムダを見つけて、工場の利益アップにつなげましょう!