こんにちは!木工機械販売.com、ジーエムの吉見です。今日は、ジーエムがどのようにして今の形になったのか、その歴史を少しご紹介します。

私たちの原点は「目立屋」、正式名称「蒲郡目立工業」でした。創業当初、先代は木の香り漂う蒲郡の製材所を回り、刃物の研磨(目立て)を生業としていました。プレーナーの刃、鋸の刃、バンドソーの帯鋸など、木工機械の刃物は使うほど切れ味が落ちます。それを丁寧に研ぎ直し、再び現場で活躍できる状態にする――これが最初の仕事でした。さらに先代(現在の会長)は木工機械の営業経験もあり、刃物研磨と同時に木工機械や刃物の販売も行っていました。

時代の変化を見据え、「これからはNC工作機とCADの時代だ」と考え、CAD/CAMやNC工作機の販売を開始。当社ではCAD部門を新設し、初めてCADを導入するお客様の不安を解消するため「教育センター」を立ち上げました。ここで習得した技術がすぐに現場で生かされ、投資効果を最大化できるよう支援したのです。この取り組みをきっかけに、当社の製造部門が確立されていきました。

中古木工機械の販売は、最初は得意先だけが対象でした。しかし、ある来訪者から「こんなに在庫があるのに知られていないのはもったいない。こんな在庫量は他にないのだから、もっと宣伝すべきだ」と助言を受け、社長手作りのホームページで情報発信を開始。これがきっかけとなり、中古木工機械の仕入れ・整備・販売へと事業を本格拡大していきました。

昭和から平成、そして令和へ。インターネットの普及により、ジーエムは全国のお客様とつながることが可能に。現在では販売だけでなく、導入後のメンテナンスや使い方の指導、部品供給まで一貫対応しています。

これからも、「使える機械を再び現場へ」という創業時からの思いを胸に、木工業界を支え続けます。